
「ビッグマック指数」という言葉をご存知だろうか。
イギリスの経済専門誌『エコノミスト』によって1986年9月に考案されて以来、同誌で毎年報告されている指数の事をさす。
簡単に言えば、各国のビッグマックの価格で各都市の物価に比した賃金水準を推計出来るというもの。
2022年現在の日本のビッグマックの価格は、世界ランキング25位。
1位のスイスの約半額で食べる事が出来る。
一見、安く食べれるのは良い事だと考えてしまう。
だがこれは、本当に喜ばしい事なのか?
物価が安いという事は、
その国の経済力が貧弱だと言う事を意味する。労働賃金が安い事を意味する。
グローバルノートの2021年の統計によると、
世界の貧困率 国別ランキングにおいて、
日本は何と12位という結果が出ている。
https://www.globalnote.jp/post-10510.html
これは非常に危機的な状況で、
貧困の定義の一例としては、
国連機関のUNDP(国連開発計画)の発表において、
「教育、仕事、食料、保険医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れられない状態のこと」
を貧困の定義としている。
つまり、日本人の6人に1人がホームレスに近い、もしくは同等の状態である「貧困」である事を意味する。
学校の1クラスが30人として、
そのうち5人が将来ホームレスになる計算となる。
これは想像するだけで、恐ろしい事ではないだろうか。
あなたはこのような状況で、日本が豊かで経済大国だと思えるだろうか。
いつまでも日本は豊かで先進国で、恵まれた国だと勘違いしていないだろうか。
日本は今「貧困国」のフェーズに突入している。