「前頭前野」は最も遅く成熟する部位であると同時に、老化に伴って最も早く機能低下が起こる部位の一つでもある。

ここはワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っており、

人間も個人差はあるがコンピューターと同様、このメモリーにも容量が決まっているとされている。

無意識にスマホなどのデジタル機器でSNSやネットブラウジング、メールやチャットをしただけで、

このメモリーには大きな負荷がかかるとされており、処理能力の低下はデジタル機器への依存時間に比例するといっても過言ではないだろう。

「最近物忘れが酷くなった」

「さっきまで覚えていた事を忘れてしまう」

「ケアレスミスが増えた」

など、

こういった一連の症状は、

もしかするとワーキングメモリーの機能低下が原因かもしれない。

このワーキングメモリーの「メモリー解放」の最も最適な手段は、至って簡単、

「ボーっと」する、事だ。

デジタル機器に触れない時間を意識的に作り、何も考えずに物思いにふけるもよし、

近所をほんの10分、

スマホを家に置いて完全オフラインで散歩してみても良いかもしれない。

その他、

「歯を磨く」などの習慣化された行動や、

自然の物に触れるだけでもメモリーはある程度開放されるようだ。

日常に意識的にこの「メモリー開放」を取り入れてみることにより、

慢性的な物忘れなどのストレスから、解放されるかもしれない。

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