
地球誕生以来、この星に生息する全ての生き物は、太陽無くてはその生息・進化はあり得なかった。
地球上の生物ほぼ全てにとって、
生命活動を維持するためにもその光は必要不可欠で、
人間もまた、その例外ではない。
現代社会において、
多くの人々は慢性的な「太陽光不足」とされている。
コロナ禍で多くの人々は、屋内活用を余儀なくされ、
太陽光不足は益々その勢いを増している。
太陽光は人体に必要な「ビタミンD」、
その中でも特に「活性型ビタミンD3」の生産に必要であり、
これらが不足する事により、
脳内物質の「セロトニン」の生成がされず、自律神経が大きく乱れることにより「うつ病」の大きな原因とされている。
また、アメリカのとある機関の研究によると、
太陽光不足の人は不足していない人に比べて、「大腸ガン」の発症リスクが、2倍近く高いという研究結果が出た。
太陽光(ビタミンD)の不足は、
食道がん、口腔がん、すい臓がん、乳がんなどの発症リスクも高める恐れがあるとされており、
白血病の発症リスクも高める可能性があると言われている。
更には太陽光は、カルシウムの吸収を助ける働きもあり、
太陽光不足は骨密度の低下による、骨粗鬆症などの原因にもなる。
別の研究結果によると、
ジョージタウン大学医療センターの研究者らによればビタミンD不足とは別に、
日光に含まれる紫外線と青色光が人間の主な免疫システム「T細胞」を活発化させ、
大きく「免疫力を高める」という研究結果を出している。
先ずは一日5〜10分の日光浴を心がけ、
更に不足したビタミンDは、食品から補ってみてはいかがだろうか。
舞茸を始めとするキノコ類にはビタミンDが多く含まれており、
食事に取り入れる事により手軽に補う事が出来るだろう。