
「天候」は、人の心理状態に大きな影響を与える。
天候の影響が出る精神疾患として、季節性感情障害(季節性情動障害)というものがある。※1
これはいわゆる「抑うつ」「意欲低下」が、
秋から冬にかけて起こり、春から夏にかけて治るというものである。
天候が崩れると、
視覚的な心理影響と、
気圧や気温の変化により肉体的に影響を与え、もちろん肉体的な影響は精神にも影響を及ぼす。
悪天候時に、
「気分的に優れない」
「身体が重い」など、
これらはそういった理由によるものだ。
ただ悪天候時、例えば雨の日は悪い事ばかりでは無い。
とある機関の論文によると、
「雨は懐かしい気持ち(ノスタルジック)になる引き金になる」という事なのだ。※2
「懐かしい気持ち」は、プラスの感情を引き起こす。
その感情とは、
「自分に対する自信の回復、社会的なつながりを感じる、ポジティブな感情になる、楽観的になる」※3
といった、
非常にポジティブな影響を与えてくれる。
これらの良い影響だけを抽出し、
ポジティブな影響だけを受ける為に、
雨の日はあえて外が見える窓際の席を選んで仕事をしたり、
外が見えるカフェなどで、
空調の整った気圧や気温の影響を受け難い「屋内」から、雨空や景色を眺めてみても良いだろう。
憂鬱な雨の日も、あなたに大きな意味合いを持たせてくれるかもしれない。
【参考文献】
※1 https://www.terada-medical.com/column/mental/weather_and_psychology/