
2022年現在、
世界の総人口は約79億5400万人、
日本の人口は約1億2560万人で世界11位である。※1
「言語」の違いによる隔たりを除けば、
インターネットに接続可能な環境下で活動する人々において、
国家や環境の影響を受ける事無く、
繋がり、情報を共有する事が出来る。
しかし、
「日本語」の使用率は、
世界の総人口に対してたった1.7%にすぎない。
日本人は、
世界の「情報」の約1.7%にしか触れていないという事となるのだ。
世界の情報のたった1.7%
しかもそれが全て真実に沿った情報や、
質の高い情報とは限らないとすれば、
私たちはいったいどれくらいの、
世の中に起こる出来事を知っていることになるのだろうか。
「世界価値観調査」(※2)において、
「日本人」におけるマスメディアの信頼度はおよそ65%と、
世界的にみても「異様」と呼べる程、信頼度の高い数値となっている。
もしあなたが、
テレビなどの情報操作の容易なメディアの情報のみをソースに価値感を構築しているならば、非常に危険な状態であるといえる。
それは、
「発信者」の一方的な情報をそのまま鵜呑みにすると言う事であり、
まさに宗教的な「信者」の状態といえよう。
自ら導き出した価値観・答えとは、
到底呼べる物では無い。
「情報」とは、
本来自らの労力を使い、
また常に一定の「猜疑心」を保ち、
対価を払ってでも能動的に取得する事により、本当の意味で質の高い情報を取得する事が出来るといえる。
もし仮にあなたが、
昨日よりも少しでも、能動的に情報を取得しに行けたなら、
また、日本語以外の情報を取得する事が出来たなどうだろうか。
世界の各言語の使用率の割合を元に計算すると、(※3)
あなたが日常会話レベルの「英語」の読解力を有する事が出来れば、
プラス約7%の情報を取得する事ができる。
更に「中国語」を習得すれば、
プラス約18%の情報を取得する事が出来る。
裏を返せば、
それだけの努力をしても、
世界に起こる、たった数十パーセント程度の情報しか取得出来ないという事だ。
それだけ「努力」をしてでも、である。
あなたがもし日本語のみの情報で、
また、マスメディアの情報のみで「世界」を知ったかのような錯覚をもっているならば、
それは大きな間違いである。
様々なマイナス要素の出来事が続いている、非常に不安定な世界情勢の昨今、
このような時こそ、
マスメディアに、または母国語のみの限定された情報に踊らされる事無く、
真の情報を自ら「努力」をし、
取りに行かねばならないのではないだろうか。
それは自己防衛であり、
周りの愛する人々を守る事でもあるのではないだろうか。
【参考文献】
※1 https://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_population.php
※2 https://president.jp/articles/amp/43134?page=1
※3 https://japan.wipgroup.com/media/language-population?hs_amp=true
「ワールドオメイター」(リアルタイム世界人口カウントサイト)