一日のスタートに是非聴いて欲しい。
Big Thiefも所属していた、アメリカを代表するオマハ州のインディーレーベル「サドル・クリーク・レコーズ」(Saddle Creek Records)よりリリースの今作。
ブルックリンの自宅にて大半を制作し、今作のプロデューサー兼エンジニアであり、ほぼ全ての楽器の演奏も行ったPhil Weinrobeと共に、2週間かけてスタジオ録音された。
ひとつひとつの鳴り響く全ての音がとにかく美しく、彼女の歌声と共鳴するかのように、お互いを引き立て彩い合う。
一曲目の「easy」からラストの「idkwntht」に至るまで、
彼女の透き通るような歌声は、
まるで川のせせらぎのように優しく、
包み込んでくれるような母性的な力強さを感じさせる。
アルバム全体を彩る音の絶妙なバランス感はまた、彼(Phil Weinrobe)の実力を証明するものとなった。
Tomberlinのアルバムでありながら、
これはもうPhil Weinrobeとの「共作」と言っても過言では無い上質な作品である。
今後も是非、互いにタッグを組んで欲しいと思える良作。