
「文字を書く」という行為はタイピングに比べ、
記憶定着・学習においてより効果的で、
また、アイディアを創造したり何かをクリエイトする場合においても、
脳の活性度が格段に高いという研究結果が、
ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究チームによって明らかとなった。
(学術雑誌「フロンティアーズ・イン・サイコロジー」にて公開)
また、手書きといえば、
今最も注目されているのが「ジャーナリング」だ。
グーグルがマインドフルネス(瞑想)を実践する独自の研修プログラム「Search Inside Yourself(SIY)」で有名になり、
同名の書籍『サーチ・インサイド・ユアセルフ』(英治出版)でも紹介されている。
方法は極々簡単で、
好きなペンと紙を用意し、
ただただ、
思い付くままに単語や文章を書き出すという、極めてシンプルな手法だ。
とりわけ決められた時間やルールは無く、
赴くままに書き出す。
配列も順番も、何もかも不規則で良い。
この「吐き出す」行為によって、
自分の頭の中が見えてくると同時に、
驚くほど脳内がクリアになり、
ストレスから解放されるというもの。
更に深めたいのであれば、
そこに書き出したものをピックアップし、
マインドマップ化しても面白いかもしれない。
きっと自分の中に眠る、
日々の見えないストレスの原因、
またはアイデアを掘り起こし、
問題解決へ導く手立てとなってくれるだろう。